2025-5月 月選出作品(順不同)

暖かいね

河崎恭広


【中山講師・講評】
河崎さんの「暖かいね」
映画のワンシーンのような素敵な作品です。一つのベンチに寄り添い座り、満開の桜を眺めている家族の後ろ姿には愛情が溢れています。了解をとって撮影されたとのこと、相手への配慮を持つ撮影者だからこそ撮れた作品だと思います。満開の桜に囲まれた家族という構図からも幸せに包まれた感が伝わってきます。

それぞれに

徳安博之


【中山講師・講評】
徳安さんの「それぞれに」
梅林公園で楽しんでいる色々なグループ全体を主役にした面白いアイデアの作品です。それぞれ人数や楽しみ方も異なるグループの配置のさせ方が絶妙です。五線譜に乗った音符のようでリズムやハーモニーを感じます。満開ではなかった梅林でもアイデア一つで素敵な作品に出来るものですね。

春の浮見堂

冨田定芳


【中山講師・講評】
富田さんの「春の浮見堂」
早朝の浮見堂を幻想的に表現された作品です。満開の桜、まだ灯りが残っている照明、観光客もカメラマンも誰もいないタイミング、そして無風で見事な映り込み、これだけ全ての条件が揃うことはなかなかないでしょう。何度も通われて掴んだ絶好の撮影チャンス、努力が報われましたね。

辰  年


三谷和幸
【中山講師・講評】
三谷さんの「辰年」
奇をてらわず見たままを素直に撮影する大事さを再認識させてくれた作品です。イベント会場での何気ない一場面のようでありながら何故か見る者の心に響いてくるものがあります。会場にこの家族以外誰もいないことがとても良かった。見る者がこの家族に集中でき、モニュメントを見ながらどんな話しをしているのだろうと想像してしまいます。
仕事帰り


村上政子

【中山講師・講評】
村上さんの「仕事帰り」
浄瑠璃寺の参道を歩く人の右側が夕日に照らされ輝いている。参道を斜めに横切る影も良いアクセントになっています。光の描写が上手です。撮影者は風景を見る時はいつも光と影を意識されているのでしょう。仕事帰りの男性からは一日の疲れではなく、仕事をやり遂げた充実感が伝わってきます。
桜並木のある町


森本幸治

【中山講師・講評】
森本幸さんの「桜並木のある街」
どこにでもある住宅街の道路が作品になるとは驚きです。道路スレスレから見上げるようなアングルで撮影することで満開の桜と道路に散っている桜の両方の存在感を上手く引き出しています。戯れている少女達、工事中の建物や自転車に乗る女性などが醸し出す日常感もこの作品の味になっています。
カタクリ(片栗)


矢﨑英夫

【中山講師・講評】
矢崎さんの「カタクリ」
光の使い方を熟知された美しい作品です。逆光を浴びて透過光に輝くカタクリの花びらが可憐で繊細で何とも魅惑的です。背景の色合いやボケ感などの作り方も秀逸です。カタクリの花を見事に浮かび上がらせています。こういう作品をしっかり計算して撮影出来る技術やセンスは素晴らしいですね。